私に『一期一会』は語れません・・・①

ページを選択
私に『一期一会』は語れません・・・①

私に『一期一会』は語れません・・・①

 

お疲れ様です。

ラルドワーズの武丸でございます。

 

以下は実話です。

私に、『一期一会』という言葉の意味を考えさせてくれた出来事。

 

・・・若かりし頃、私は神戸の高台にある、ロケーションの素晴らしいレストランに勤めておりました。

急な坂道を登りながらの出勤は辛かったのが印象に残っています。

仕事のプレッシャーは大きかったのですが、当時は、それなりに希望を持って働いておりました。

 

春真っ盛りの、とある日・・・

ランチタイムに年配の物静かなご夫婦が来店されました。

ご主人は割りと恰幅が良く、奥様は小柄で、ご主人の後を寄り添うように静々と進まれる印象。

 

私はこのご夫婦をお席まで誘導し、お飲物の注文を承りました。

ご注文されたのは、『シャトー・シュノンソー』の白・ハーフボトルで、

ヴィンテージは忘れましたが、この時のエチケット(ワインラベル)は

今でもはっきりと脳裏に焼き付きついています。

 

お2人は、こういったフランス料理店に慣れていないらしく、とても居心地が悪いご様子。

私は、このお席を担当して、コース料理の進行に合わせながら、さりげなく会話を投げかけてみました。

どうやら今回のご来店の主旨は結婚記念日のお祝いとのこと。

ただ、記念日らしい派手な演出は不要で、2人で静かに、ゆっくりと食事を楽しみたいと仰ります。

 

淡々と進む食事・・・

お2人は特に会話をするわけでもなく、窓の外に見える神戸の雄大な景色を眺めてらっしゃいました。

・・・桜が満開です。

そう、窓の外には桜並木があり、その背景に神戸の町並みと港が見渡せるロケーションのレストランでした。

ゆったりと流れる時間に、お2人とも満足なご様子です。

お酒も入り、多少は気分が良くなられたのか、ご主人に時折笑顔も見受けるようになりました。

 

そしてお帰りの際、ご主人は『ゆっくりと桜並木を眺めながら、自宅へ帰ります。』と私に言い残し、

お2人仲良く、帰路につかれたのでした・・・

 

翌朝、私は出勤時、汗をかきつつ坂道を登りきろうとした時、

サービスの同僚から電話がかかってきました。

こんな時間になぜ同僚から?・・・不安が胸を過ぎります。

 

『もしもし?・・・何かあったん?』

『昨日の昼に来店された〇〇様ご夫妻の奥様が、昨夜亡くなられたそうです!』

『えっ!?』

私は頭の中が真っ白になりました・・・

 

(すみません、続きは次回に。)

 

『聞き上手』から『質問上手』へ・・・

『聞き上手』から『質問上手』へ・・・

 

皆さん、今日も一日お疲れ様でした・・・

ラルドワーズの武丸でございます。

 

先日、TVを観ていると、アンジャッシュの渡部 建さんがインタビューを受けてらっしゃいました。

確か、聞き手の女子アナウンサーが渡部さんに、『モテる秘訣は?』という質問をしたのですが、

その時の、渡部さんの受け答えが秀逸でした。

 

・・・主旨としては、

『若い頃は、相手を笑わせることがモテる秘訣だと思っていました。

しかしある時、“これじゃない”と思い、今度は“聞き上手”になろうと思ったんですが、

“聞き上手”だけでは自分が出せないことに気付き、そこで“質問上手”になろうと思ったんです。』

・・・だったと記憶しています。

 

う~ん・・・とても心地よい気分になりました。

 

相手に自己を表現するだけでは、心は伝わらない。

なぜなら、それは相手の関心のスイートスポットを突いていない可能性があるから。

なら、相手の関心が何処に在るのかを探るツールとして、『質問』を有効活用しましょう!・・・

 

まさにその通りだと思うのですが、このロジックの裏側には

、『自己の成長』が潜んでいるようです。

 

『相手を笑わせる』行為で自己を放出したが結果は思わしくなかった。

      じゃ、別の方法を試してみよう!

聞き上手に徹していたが、このままじゃ自分が出せない。

      じゃ、別の方法を試してみよう!

『質問上手』になって、激モテです!(笑)

 

・・・この『じゃ、別の方法を試してみよう!』という決心と行為のペアリングこそが、

自己の成長の鍵なのではないかと思いました。

 

ただ、これって結構勇気がいります。

なかなか間違っている自分を認めたくないですものね・・・

でも間違っている自分を認めない限り、次のステップへは進めない!

 

・・・厳しいな~と思うのですが、どうやら世間とはそういうものみたいですね。

 

それでは皆さん、おやすみなさい・・・

明日も皆さんにとって素敵な一日でありますように・・・

 

P.S.  先日の『三良坂フロマージュ』にて・・・ヤギ達に料理人としての人生を語る藤井シェフ(笑)

 

 

『時代』の中を『時代的』に生きること・・・

『時代』の中を『時代的』に生きること・・・

こんばんは。

ラルドワーズの武丸でございます。

 

将棋の藤井 聡太四段(14)が、デビュー戦から19連勝したんですか・・・

ニュースでも取り上げられていましたね。

彼が天才であることは間違いないと思いますが、

彼の快挙を通して、『時代』というものの本質を垣間見るような気持ちにさせられました。

 

・・・というのも、将棋界ではこの20年間、

羽生 善治3冠(46)を中心に廻っていたといっても過言ではありません。、

藤井四段はきっと、羽生3冠の将棋をたくさん勉強したんだと思います。

羽生さんが長年かけて積み重ねてきた技術、経験則をベースに、

自己の研究や省察を加え、さらに強い将棋観を形成していく・・・

・・・ということで、新しいものが古いものを凌駕していく、という図式が成り立つわけです。

 

しかし、将棋を造り出す根本的な能力において、藤井さんは羽生さんを上回っているんだろうか?

いや、そんなことは無いと思うんです。

羽生さんは、彼を取り巻いていた『時代』の中で輝いていたのであって、決して『時代』を

飛び越えたわけではなかった。

藤井さんは、羽生さんがいた『時代』の将棋観を土台とした新しい『時代』の中で、輝こうとしている・・・

 

つまり人は、『時代』の中で、『時代的』にしか生きられないのかな~って思います。

そりゃそうですよね、江戸時代の大天才が、IPS細胞を発見できるか?といったら

出来るわけが無い!

それはやはり、時代という背景が、人の成長の大きな枠組みになっているってことなんでしょうね。

 

ラルドワーズも、近代フランス料理の『時代』の中で生きています。

時代を超えるような突飛な料理をシェフが造っても、それは世間が、

いや、『時代』が許さないように思います。

であるならば、私たちは今の『時代』をしっかりと見つめ、

『時代』に沿った料理とサービスを提供し続けることが大事なんだと、改めて思った次第です・・・

 

それでは、おやすみなさい・・・

 

【プレ10周年特別コース】

【プレ10周年特別コース】

 

開催期間:6月2日~6月30日迄

コース内容:全7品

・季節のスープ
・魚介のグラタン『植木鉢』スタイル
・シェフのおまかせ“旬の”お魚料理
・鴨のロースト
・“シェフパティシエ”特製デザート
・自家製パン
・コーヒー・・・となります。

 

 

ラルドワーズは今年12月で10周年を迎えます。

ココまでやって来られたのも
すべて皆様のおかげです。

その感謝の気持ちを込めて今回特別コースをご用意いたしました。

 

 

このコースは、10年間で一番人気だった料理を数点取り入れて仕上げております

 

ラルドワーズ10年間の集大成である今回の料理を、この機会に是非ご賞味くださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして気になるお値段ですよね~?

通常価格7800円(税込)を

今回はプレ10周年という事で

6000円でもなく・・・

5000円でもなく・・・

4000円でもなく・・・

半額の3900円でご提供します!

 

3900円(39サンキュー)です!

 

またまたシェフ藤井のおやじギャグ炸裂!笑

ははは!

相変わらず懲りないですね~!

では!

 

皆様のご予約をお待ちしております!!!!!!

 

 

私の『声』が小さい理由・・・

私の『声』が小さい理由・・・

こんばんは。

ラルドワーズの武丸でございます。

 

今宵は『』のお話しを。

 

・・・私はあまり大きな声を出せません。

藤井シェフは、『腹式呼吸』で話すので声は大きいですね。

対して私は、腹式呼吸はおろか、肺の先端の空気だけで喋っているイメージです(笑)。

ノドの病気を患ったことも無いし、肺活量が極端に低いというわけでもありません。

 

じゃあ、何故なのか?

これは、若い時からなのですが、お客様との会話のトーンには、人一倍気を遣ってきたからなのです。

つまり、

今、サービスをしているお客様にだけは聞こえて、隣のお客様には聞こえない

声のトーンを追求してきた結果なのです。

 

・・・クリスマスなどの繁忙時、レストランでは単一メニューで対応することが多く、

コース料理で、お隣同士のお客様に、同じお料理を提供することは間々あります。

・・・私はこれが大嫌いでした。

料理説明をした後、間を置かず隣の席に同じ料理の説明をしなければならない・・・

自分がお客様の立場になれば、『店の都合で、客を画一化している。』と思うかもしれません。

つまり、食卓の『特別感』の濃度が低下する懸念があるわけです。

まあ実際には、料理を構成するパーツの食材を、順番を換えて説明したり、

あるいは、いきなり冒頭で『盛り上がってらっしゃいますかぁ~?』という声掛けで、

お客様の心理を揺さぶってから料理説明をしたりと、手練手管は尽くしてきましたけどね(笑)。

 

・・・この様な積み重ねの後、私は料理説明に対して、かなりの『臆病者』になっていました。

だから、料理説明をしている最中でも、お隣のお客様のことが、気になって仕方がありませんでした。

『頼みます~!聞き耳を立てないで~っ!』(笑)。

 

・・・というわけで、ボリュームのつまみを徐々にヒネるが如く、私の声のトーンは小さくなっていったのです。

 

お客様・・・私の声が小さければ、遠慮なくご指摘下さい。

でも、声が小さいのには理由がございます・・・

これは私なりの、お客様に対する『もてなし』の形の一つだからなのです・・・

 

それでは皆さん。

おやすみなさい・・・

 

P.S.       夜中、メルマガ作成中のシェフ・・・

ご苦労様です・・・