こんばんは。
ラルドワーズの武丸でございます。
ラルドワーズに入店してから、以前からお越しの常連様との会話も増えてまいりました。
いや~・・・
どの常連様も、本当にラルドワーズを愛してらっしゃるんだな~。
会話から、その想いがヒシヒシと伝わってきます。
シェフの料理に対する熱意、また今までシェフを支えてきたスタッフとの会話・・・
そういったことが、ストレートにお客様の心に届いていると実感します。
まさに、これはラルドワーズ10年間のシェフやスタッフの努力の賜物であり、
私は、ただそれを引き継いでいるだけに過ぎないのですが・・・
そんな中、先日ランチとディナーで、
別々のそれぞれ違った常連様が来店されました。
いずれもお話し好きの常連様で、興至れば長時間話し込んでしまいます。
大抵は料理の話から始まり、ワインのこと、シェフのことなどと話が広がって行き、
最終的には、お客様の生い立ちから、人生観に至るまで、どんどん深みに嵌って行くパターンです(笑)
それぞれの常連様の生い立ちや人生観は当然違っていて、
話される内容も対照的です。
しかし、『人生観』について話されていた時、お二人から同じ言葉が発せられたのでした。
それは・・・
『足るを知る』。
これは、「知足者富」(足るを知る者は富む)という
古代中国の哲学者である老子の言葉が由来であるのですが、
同じ日に、時間は違えど、同じ言葉をお伺いするとは思いもしませんでした。
それほどこの言葉は、人々の心に浸透していて、
また人生の真理を衝いているのだなと、改めて実感した次第です。
確かに私がそうなのですが、
心の中に現状や環境への不満の種を持ち、事あるごとにその種を育てようとする自分がいます。
何かが『足りない』『足りない』・・・ばかり考えて、廻りが見えなくなり、
空回りする日々が続いたこともありました。
でもそれぞれの常連様の生き様からは、そのような『人生の翳り』は見当たりません。
現状を受け入れ、現状に満足する。
お二人のこの言葉は、
『人生をそんな角度から見ちゃいけないよ!』という
私に対しての叱咤激励と、今は解釈しております。
本当にありがとうございました。
お二人の常連様に心からの感謝の気持ちを込めて・・・
それでは、おやすみなさい・・・
P.S. 今日は福山市役所で『地産地消』についてのお勉強・・・